Radar Systems
「電波を出して、跳ね返りを聴く」——それだけの原理から、車のバンパーの裏で動く 77 GHz FMCW レーダーの設計まで、一本道でつなぎます。数式は導出を省略せず、必ず日本語の直感を添えました。パルスと圧縮で「分解能は帯域が決める」を導き、ドップラーで「速度は位相の回転」を掴み、FMCW の 2 次元 FFT・角度推定・CFAR・追尾——現代のミリ波レーダーの中身をすべて開けます。終章では要求仕様からチャープパラメータへ降ろす設計手順を実演します。全 18 章に触って動かせるデモ(LIVE・計 18 点)と SVG 図版 85 点。
電波が往復するということ。R⁴ の壁と「見かけの断面積」。
波形の設計。「分解能は帯域、エネルギーは時間」に全部が帰着します。
どの方向から来たか。位相差・開口・MIMO——同じ数学の 3 つの顔。
雑音との戦い。−174 dBm/Hz の床から、点を軌跡に変えるところまで。
理論がバンパーの裏の 1 枚の基板に詰まるまで。そして気象・衛星・呼吸へ。